碧潭看月

徒然なる言葉の羅列が意味を成すように見える、兼好法師も読んで呆れる駄文の数々。

配信関連のお話。

 浪人が終わり大学が決まったので、最近やっとPCを手に入れました。MacBookなのでWindowsより制約が強いのが難点です。

 さて、最近ぼくがハマっているところのゲーム配信について、少し詳しく書きたいと思います。と言っても、ぼく自身ネットや配信の先輩たる友人から聞いた情報をもとにソフトを導入したので、調べれば出てくるとは思います。

<映像>

 まず、配信ソフトはOBS for Macを使っています。多分配信ソフトだとこれが一番有名なんだろうと思います。聞いた話によると、Windows版のOBSはゲームキャプチャ機能があるらしいんですが、Mac版にはこれがないので少し不便です。この問題は、ウィンドウキャプチャを用いることで解決しています。PCゲーム画面をフルスクリーンにすれば実質ゲームキャプチャと変わりません。

 次に、スマートフォンゲームの配信については、ぼくがiPhoneを使っているのもあって、Macに標準搭載されているQuicktime PlayerでiPhoneの画面を投影して、それをOBSの映像キャプチャデバイスから映像を取得する機能を用いて配信画面に出しています。はじめはウィンドウキャプチャを使っていたんですが、これだと映像のfpsが低下し、とても見にくくなる上、クオリティの割にCPUにかかる負荷が大きくなります。

 そして画質ですが、ツイキャスの超高画質配信を使えばフルHDかつ60fpsまではいけます。ノベルゲーでもない限りぬるぬる動く方がいいに決まっているのでこれを使いましょう。ビットレート(映像)は、OBS側の数値に換算して5000が推奨されています。ちなみに、OBSの設定をいじれば4K画質で映像を取得できますが、配信サイト側の問題で意味がないことが多いです。というか、フルHDで全く問題ありません。綺麗です。

 

<音声>

 Macで配信する際に障害になるのはここです。Macは音声を個別に認識しているわけではないのでミキサーを使います。ぼくが導入しているソフトはsoundflowerとLadioCastです。これらもMac配信界隈だと有名な組み合わせなので、調べればたくさん情報が得られます。

 まずsoundflowerについてですが、これは一つの音声入力から複数の出力をするために使います。例えば、ゲーム配信をする際には、ゲームの音声という一つの入力から、OBSと自分のヘッドフォンという二つの出力をしなければいけません。Mac単体だとこれができないので、一度Macの音声をsoundflowerに出力する必要があるというわけです。この出力設定は、Macの「システム管理設定」の「サウンド」から簡単にできます。このとき、「soundflower(2ch)」を使いましょう。

 次に、出力についてです。LadioCastはミキサーですから、soundflowerから音声を取得して自分のPCなりヘッドフォンなりから出力できます。それ以外の用途に使ったことないです。一つ注意点としては、配信音声はOBSの「設定」から「音声」を開いて、「デスクトップ音声デバイス」を「soundflower(2ch)」にすることで取得しなければいけません。この辺はソフトをいじっていれば自ずと見えてくるところですから、そこまで詳らかにすることでもないでしょう。

 

 以上が映像と音声の配信に関する情報です。これくらい知っていれば、すぐに配信ができると思います。配信は怖いところもありますが、楽しいところもたくさんあります。皆さんも楽しんでみたらいかがですか。